富山に住もう。都会の生活だけが豊かな生活ではない。

日本の人口の3割が首都圏に集中しています。手軽な娯楽が溢れ、物質的な豊かさと利便性を重視した都会の生活だけがはたして本当の豊かさなのでしょうか。おいしい空気と水、きれいな星空、緑あふれる自然が身近にあり、助け合うことができる地域社会にこそ真の豊かさは存在すると考えます。

私たちは、都会での慌ただしい生活から離れたゆとりある生活に共感できる人たちを探し出し、富山での移住を促進してまいります。

アプローチはこう考えます。

子供を育てる

子供を育ててみたいと思える地域社会に…

人口の減少や高齢化は国力全体を下げることはもとより、身近な生活環境の崩壊につながります。官民サービスの低下や廃止により、次世代を担う若者の生活を大きく苦しめることになるでしょう。そのためにも子供の増加や若い世代の移住対策が急務であり、安心して子供を育てられる環境を作っていくことが非常に重要となります。

富山には伝統的に恵まれた住環境があります。まずはこの住環境を利用し、あらゆる要素を組み合わせて、一人でも多くの富山への移住者を増やし、子供を産み育てたいと思える環境づくりをしていきます。

住環境で富山を変える

ゼロからの創出ではなく、今あるものを見直す。

例えば、これまでファミリー層に大きくのしかかっていた「住宅」にかかる経費。今ある空き家を利用し再生することで、教育や娯楽にシフトした心が豊かな生活が可能になると考えます。

さらには、過疎化する集落も施設や交通網はかなり整備されています。公共交通運営会社と連携し路線やシステムの見直しで自家用車に頼らず、年齢を重ねても安心して暮らしていける交通網整備づくりも可能でしょう。なにより恵まれた自然環境を活かし、多様な価値観を持った人々が共存できる地域を創出していきます。

地域の若者たちと共に

地域の未来を真剣に考える若者たちとの出会い。

「少子化」。この言葉に私たちは本当に向かい合っているでしょうか。人口減少するこの日本に、本当に明るい未来はあるのでしょうか。少子高齢化、過疎化と限界集落、空き家対策や市街地の活性化。聞きなれた言葉に私たちは何をしてきたのでしょうか。

富山県でも過疎化地区では、まちおこしや移住者対策など団体や行政単位で行ってはいても、各々個別で活動しているため、他事業との連携が適切に取れていないことが往々にあります。一つ一つの施策は素晴らしい理念を掲げながらも、情報発信が重複したり、ターゲットに十分に伝わっていなかったりと、せっかくの取組みが成果を上げきれていないのが現状です。

私たちは、住環境を提供する立場で、多くの方との出会いがありました。その中には、過疎化や少子化に直面するこれからを担う20代・30代の若者たちが地域のために何ができるかを真剣に考え、行動している人たちと出会いました。そんな彼らとともに「住環境」という切り口で手助けできないかを考え、見識者、専門家と連携・協力していける場を作ろうとこの団体を設立しました。